ノズル・ヘッドで性能が変る

掃除機の集塵力というのは、単にモーターの吸引力だけが勝負というコトではなく、ノズル・ヘッドの機能や性能でも大きく変ってきます。
特に最近のノズルはいろいろ工夫されており、ブラシの回転、構造の変化、マイナスイオンで集塵したり、どんどん高性能になっています。従って掃除機を購入する際はそうした性能についてもしっかり把握しておきたいものです。
まずは一般的なヘッドのタイプを説明しておきましょう。「モーターヘッド型」は、ヘッド部分のブラシがヘッドに内蔵されたモーターで回転するタイプです。ブラシは強制的に回転するため、ホコリをしっかりかき出し、吸うことができます。カーペットが多い家、ペットを飼っている家に向いています。
モーターが追加されている分、ヘッド部分は若干重くなりますが、最近は自走式にして作業労力は軽減すされていて問題はありません。各メーカーでも高性能機種は「モーターヘッド」タイプが主流になっています。
「エアータービンヘッド型」は、カーペットよりフローリングが多い家に向いているタイプです。ヘッド部分のブラシは、吸い込む空気力で回転させています。強制回転のモーターヘッドよりも、カーペットなどでのホコリをかき出す力はどうしても劣ることになりますが、価格は安くなります。
そして「付属アタッチメント型」もかなり増えてきています。それぞれの用途に合わせて、すき間ノズル、ブラシノズルなどが用意されています。いずれにしても、店頭で実際に試してから選ぶようにしましょう。